留年

【経験談】大学を留年した人が今すぐにやるべき7つのこと

もうそろそろ多くの大学で春学期の成績が発表される頃ですね。

私は1回目の4年生をしていた頃、春学期にしか開講されない必修の単位を落としてしまい、夏休みの最中に留年が決まりました。

もともと大学では不真面目だったので、正直ある程度覚悟はしてました笑。

とはいえ、やっぱりかなり焦りましたね。「就活はどうなる?」「親にはなんて言えば良い?」「”絶望”ってこういうことを言うのか、まぁ私が悪いけども」など不安が絶えませんでした。

この記事では単位を落としてしまったあなた、留年が決まってしまったあなたが、今すぐにやるべきことを7つに厳選してお届けします。

その1:学務課での異議申し立てをしよう

まずは学務課に行き、異議申し立てをしましょう。先生のミスである場合や救済措置を設けてくださる場合があります。ここで単位を獲得できるのが一番の理想です。

異議申し立ての方法は各大学によって異なりますので、まずは学務課に行くか電話で問い合わせましょう。異議申し立ては原則として単位を取得できなかった人のための制度です。成功率はあまり高くありませんが、せっかくの制度を使わない手はありません。

異議申し立てでは、基本的に救済措置のお願いや自身の状況や思いを伝えることはできません。単位取得に向けて、出席状況や課題の提出状況、授業態度などの中からポジティブなことがあれば、書き並べていきましょう。謙虚に懇願をするのが、異議申し立てでは最も重要です。

その2:授業担当教員に相談しよう

次に授業担当の先生へ直接連絡をしましょう。

シラバスや初回授業時のレジュメに連絡先が載っていることが多いです。また大学メールの宛先検索などで名前を検索することも有効です。

学務課の異議申し立てとは異なり、公的な制度ではありません。単位を取得できなかった理由を聞いたうえで、救済措置を設けてくださらないかのお願いをしましょう。あくまで対先生個人のため、内定先や留学の予定があることなど私的な事情も伝えてお願いをしてみましょう。追加の課題や追試で単位を認めてくださる場合もあります。

その3:指導教員に相談しよう

指導教員とは小学校などでの担任の先生に当たる先生です。研究室やゼミの先生が指導教員となっている場合が多いです。

少人数な学部や学科で特にそういった先生がいない場合は、とりあえず学部学科の先生に相談をしましょう。

大学の先生はやはり留年生の扱いにも慣れていますから、今後の大学生活等に対しても的確なアドバイスをいただけるはずです。大学側はともかく先生個人は「とっとと卒業してくれ笑」と思ってるはずですからね。

ここまでは留年回避のための悪あがきです。少し恥ずかしいですが、留年するよりはよっぽどマシです。恥を忍んでがむしゃらに単位獲得を目指しましょう。

その4:学務課で今後の単位取得計画(時間割)を作り直そう

留年が確定する以前に単位を取得できなかった時点で、元から計画していた単位取得の計画はおそらく崩れてしまっているでしょう。

そこで改めて必修や選択必修などの卒業に必要な単位を確認しておきましょう。教員免許などの取得を目指しこれから実習に行く予定だったあなたは、実習に参加できるのか否かも確認しましょう。

1人でやると間違いなく現実逃避から後回しになるので、絶対に学務課へ行きましょう

学務課に行くと卒業や免許獲得に必要な単位を案内してくれますし、これまでの単位取得状況を鑑みて、これから単位取得が必要な授業を教えてくれます。

学務課の方はこれが本職ですからね。1人でやらずにプロへ頼りましょう。

その5:休学することを検討しよう

卒業や免許取得に必要な授業が分かると、留年する必要の有無がわかります。

丸ごと1年留年する必要のある大学や学部もありますが、半年のみの留年で良い場合もあります。

しかし日本の就活事情を考えると秋卒業はあまりオススメできません。卒業後に留学や個人事業主として働く、院進を考えている人はその進路先について改めて調べておきましょう。

留年することになってしまったのには何かしらの理由があるはずです。漠然とした将来の不安や、働くことへの恐怖心、人間関係の拗れ、もしくは大学での勉強以上に熱中したいものを見つけた、、、などなど

一度立ち止まってみるのも良いと思います。まだまだ人生は長いですからね。自分について考えたり、自身の声を聞くこともとても大切なことだと思います。

また、休学をする場合は手続きに時間がかかる場合があります。そういった選択肢もあるということを知っておくためにも、ぜひ一度休学について考えてみましょう。

その6:実際に休学をしよう

休学することを決めたら今度は休学の手続きをしましょう。

ほとんどの場合、休学するには指導教員と保護者の承認が必要です。

親に話すこと。これが留年において一番の難関だと思います。私自身もとても話しづらかったですが、避けては通れません。親や家族に単位が取れなかったことを正直に話しましょう。

指導教員と保護者からの了承を経たあとは、もう学務課に申請するのみです。手書きなのかサイトから申請するのかは各学校によって違うでしょうから、休学について検討する段階で、どういった手続きが必要なのかを聞いておきましょう。

その7:実際に休学したら

休学中とはいえやはり生活をしていくのにはお金がかかります。多くの学生はアルバイトをしていることでしょう。

休学中の学生は”勤労学生”扱いになります。

勤労学生は社会保険や雇用保険に加入する必要があります。休学が許可されるとその旨が書かれている書類が大学から届きますので、それをコピーしてバイト先に提出しましょう。個人経営のところではわかりませんが、人事課がしっかりとある会社でしたら対応してもらえます。

勤労学生になると会社が保険料を半額を支払ってくれます。当然自分で国民年金を払うよりもかなりお得になります。すでに支払っている分は後日返金されます。休学をしたら必ず提出しましょう。

最後に

今回は単位を落としてしまった学生、それによって留年が決まってしまった学生が今すぐにやること7選を私の経験を踏まえて紹介しました。

正直、留年が決まったばかりの頃は何をするのもしんどいと思います。この記事までたどり着いたあなたは、現実逃避せずに一歩踏み出している方だと思います。それだけで十分偉いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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一緒に強く生きていきましょう。

ぺいやん